誠〜あなたと一緒なら〜

ふっ。

一気に力の抜けた優はその場にしゃがみ込んだ。

山「わっ!大丈夫かいな〜?」

山崎は慌てて優の体を支えた。

優「大丈夫です。いきなり驚かせてしまってすみません。」

山「………、そんなに旦那に似てたんか?俺。」

優「はい…。って、あれ?山崎さん何で夫のこと知ってるんですか?」

ギクッ。

山「はははっ。すまんな〜。あんたらが此処に来た日から数日間、副長に頼まれて見張ってたんよ。だから〜、その〜…。」

山崎の慌てた顔を見て、優は可愛いと思った。

優「ふふふ。沖田さんとの会話を聞いてたんですね?」

山「はい、そうなんです。」

しょぼんとした山崎を見て、また裕と重なる。