誠〜あなたと一緒なら〜

優「沖田さん?」

沖「ふっ…なんでもありませんよ。」

沖田は笑った。

でもさっき一瞬だったけど、寂しいそうな表情が目から離れない。

この人は…沢山の物を背負って立っているんだ。

沖「そういえば、優さんの旦那さんや家族は大丈夫ですかね?帰って来なくて心配しているのでは…。」

沖田は土方の部屋で夫の話しが出た時の優にひっかかっていた。

優は表情を曇らせ下をむいた。

優「裕は…夫は、半年前に…事故で亡くなりました…」

!?

沖田は目を見開いた。

沖「すみません…。嫌な事を思い出させてしまって…」

優「いえっ!大丈夫です。もう半年もたちましたから!」

優は笑ってたが、沖田は無理に笑っている優に胸が痛んだ。