沖「此処ですよ。どうぞ。」

優「失礼します…。」

優は沖田の部屋へ案内された。
8畳の畳の部屋は、隅っこに机があるだけで、ほとんど何もないすっきりとした部屋だ。

沖「新しい布団を持ってくるので、しばらくこの部屋で休んでて下さい。」

と言い沖田はすぐ部屋を出ていった。

優「ふぅ…。」

やっと緊張が解けたのか優はその場に座り込んだ。

ふと気付くと結愛が天井をじーっと見ている。

優も視線を天井へ向けた。

優「…誰か…いる?」

と声を出したその時、

藤「お〜い、荷物忘れてるよ〜。」

庭から藤堂がベビーカーを押してきた。