裕が帰った後も気をきかして、土方さんは私を部屋に一人にしてくれた。

静まる部屋の中で、ここに来た時のことを色々思い出す。

帰るんだ…。

この時代には数ヶ月しかいなかったのに…。

私にとってはすごく大事な場所になっていたんだ。

帰りたくないよ…。

私の目から涙が流れた。

…総司。

あなたと一緒にいたい…。