誠〜あなたと一緒なら〜

あっ!

優「先生っ!!」

私は勢いよく立ち、先生に声をかけた。

担「柏木?なんだ?」

柏木は私の旧姓。

優「私、裕の居場所わかります!」

私は先生に近づく。

担「本当かぁ!?」

優「はい!私が必ず連れて帰りますから、先に戻っておいて下さい!」

私はそれだけ言うとバスを飛び出し、京都の町を走り出した。

担「えっ?ちょっと柏木!?」

後ろから先生の声や生徒のひゅ〜って声が聞こえた。