誠〜あなたと一緒なら〜

―――――――――
―――――
「優〜、ねえ優ってば!」

はっ!?

体を揺すられるのを感じ、私は目を開けた。

バスの中?

「ふふっ。優ってば〜何寝てるの〜。」

隣には高校の時代の親友、小林奈々ちゃんが私の顔を覗いて笑っていた。

優「奈々ちゃん!なんで…?」

奈「ん〜?まだ寝ぼけているの〜?今、修学旅行中だよ!」

優「えっ!?修学旅行!?」

私は驚き、自分や周りを見た。

格好は通っていた高校の制服に変わっているし、バスの中は高校の同級生が座っていた。