誠〜あなたと一緒なら〜

カチャっ。

背後から音がして俺は後ろを振り返った。

優を捕まえていた男が、剣を振り下ろそうと構えていた。

沖(しまった!?避けきれない。)

俺は優を傷つけないように壁となる。

ざしゅっ…。

鈍い音がしたが痛みを感じない。

俺はもう一度見ると、俺の前に橘が壁となって立っていた。