本当にどちらでも構わないんだな、と悪魔は釘をさした。




はい、構わないです。今この幸せな時が止まってくれるなら、と誰かが言った。





悪魔は盛大に笑った。








そして、あの、悪魔に願った、誰かを、もう一度見ることはなかった。