「はい。
これでオッケイです。
ときどきメールさせてください。」


微笑む望月君に私も微笑み返し

その場を離れた





帰り道

ほんのり目の周りを赤くした友見が
口を開いた


「楽しかったね。
なんか、
思ってたよりも過ごしやすかったし

若い子たちと話せて
いい刺激になったかも。」


「そうね。
こんな機会めったにないしね。

あ、もしかして街コンにハマっちゃった?」


冗談で言ったつもりが
急に友見の顔が変わった



「うん…ハマりそうかも。」



「マジ?!」



「うん。
別に結婚相手を見つけるとかそういうのじゃなくて
いい刺激になるというか…

明日からまた頑張ろうって
私もまだ終わってない…って
思えるから…良いかなって…。」


淡い微笑みを見せて言う友見に
私はそれ以上声をかける事が出来なかった