夕暮浪漫



名前も年齢も、それどころか顔すら知らない彼女。


いつも真っ直ぐ前だけ向いているから
僕は彼女の背中しか知らない。



今日も昨日と同じ

夕陽と背中を見つめて
僕はこの公園を後にした。