【短】猫似男

「ちょっ!ほんとに時間が…!」


精一杯逆らってはみるけど、まだ昨日の感触が消えなくて。


「後で店長には俺が謝るから!」


えっ、まじで…!?

幸人の呼吸が怪しい雰囲気に近付いていく。


「理由なくサボれないよ!」


最後の抵抗も、案の定意味はなかった。


「素直に言う!猫が発情したって」


は…?


「あっ…幸人のバカ…」


あたしの弱い所を覚えた幸人に、もう勝てる気はしない。

素直にこのまま溺れてみようかな。




あーあ、後でちゃんと躾しなきゃ。


これからもこの猫を大切に育てていくために。




おわり