【短】猫似男

「分かった!じゃあそれで好きって言って!」


本当に子供みたいな無邪気な笑顔で頼まれたら、断る気もしない。


それで離してくれるなら、と覚悟を決めた。


「ゆきにゃん、大好きだよ」


最後には、あたしが持ってる最大の笑顔もオプションでつけてみた。


これでダメなら他に手はないってぐらいに。




しかし、やっぱり現実は、そう甘くはない。




「かわいいーっ!」


さっきより強く抱きしめられて、今度は息も危なくなった。


「俺めっちゃドキッてした!悪いけど、離せるテンションじゃなくなった!」


はい!?

理解不能な言葉の次はキス。


し、しかも…これ朝からするキス!?