【短】猫似男

嘘っ!


ブラのホックが簡単に外されて、幸人の右手が、携帯を持ってないあたしの左手を抑えた。


完全に身動きが取れなくなったあたしの胸を、左手で優しく覆う幸人。


な、何して…!?


『でねっ!昨日なんかさー…』


胸の先端をいじられて、もう美千子の話は頭に入ってこなくなった。


その代わりに聞こえたのは……


「お仕置きだよ」


幸人の囁く甘い甘い声。


指で強く刺激を与えて、あたしが声を出してしまいそうになると弱める。

その繰り返しで、頭がボーッとしてきちゃった。


「気持ちいい?」


そう聞かれて、あたしももう我慢できなくなった。