加奈子と、家の方向は逆であたしたちは学校近くのカラオケに行くのが日課だった。 もちろん、その日も。 「あれ、加奈子じゃん。」 「拓也!!」 加奈子は、男の子の名前を呼ぶと抱きついた。 あたしは、びっくりして二人を見ていた。