あたしたち恋してた。

「…あたしも。」

あたしたちはお互いの顔を見合い、二人で笑いあった。

家が同じ方向で、毎日のように一緒に帰った。

君の家は、あたしの帰り道…。

あたしの家の方が遠いのに家まで送ってくれる君の優しさが大好きだった。