偽りの愛を囁く




「相変わらずだなー蓮、モッテモテ。」



廊下を歩いていた俺の前に現れたのは、ニシシッと笑っている龍だった。




「…うぜー。…そういやぁ、いい話って何だよ?」




俺は、唐突にも話を切り出した。




「あぁ、その話なら屋上に来いよ!司(ツカサ)達が待ってんぜ。」




「司達…って事は、アレ関連の話か…。」




最近はやってなかったし、ストレス発散にいいかもな。



俺は、口郭を上げ笑うと答えた。