余命6ヶ月

この場面はノーアウト2塁1塁の逆転の場面だった。
まず一球

ボール

二球

ボール

三球

大きく降ったが

ストライク

「集中!勝!片の力を抜いて」

敏志の声だった。

僕は目をつぶり2・3秒数え目を開けた。

四球

カキーン!

試合は6対7で僕のホームランで勝った。
しかし次の日、優勝候補のチームに12対3で完敗した。

試合の後、なぜか体が楽だった春菜のお父さんの運転する車の中で楽しく話しをしていると物凄い眠気に誘われ甲子園の思いで残し永遠の眠りについた。