余命6ヶ月

試合が始まった。ベンチに入り先攻を取ったうちのチームがかなり盛り上がっていた。
そんななかぼくは春菜の姿を必死に捜していた。

「勝ちゃん!」

みんなの声でよく聞こえなかったでも自分を誰かが読んでいるのはわかった。

「勝ちゃん!」

ベンチから出て見た。

「勝ちゃん!」

声の方を向くと春菜がこっちの方を向いていた春菜の両親は僕を見て手を降ってくれた。