君からの手紙

そうやとしたら、うちはどんなんなんやろ?


他人の性格をなんとなく把握するのは簡単だけど、
自分のを把握するのは、なかなかに難しい。


「カズキは?」


「ん?」


「兄弟、おるの?」


「あぁ。...いないよ。」


あぁ、の後に少し間を置いて彼は言った。


なんだか悲しそうな顔をしていた。


うち、なんかまずいこと言ったんかな?


けど、兄弟がおるかどうか聞いただけやし...
なんだかよく分からなくて、
そのまま商店街を抜けるまま無言で歩いた。


沈黙を破ったのは、カズキ。