君からの手紙

「ユカって、一人っ子?」


ある日、彼が私に聞いた。


その日はちょうど、商店街の八百屋さんで、ばったりカズキに会ったんだった。


自転車を押す私と、
袋を手から提げて持つカズキ。


並んで、家まで歩いた。


「うん。」


「なんか、性格が一人っ子っぽくないよな。」


「そう?そんなん、あるん?」


「あるよ。」


ふぅん、と言ってみる。


例えばそれはミカのようにお姉さんだと大人っぽくて、
ヒロのように弟だと子どもっぽい...
ということなのかな。