大体どっちも

同じぐらいの人数で

喧嘩をしてる。

だけど圧倒的に…

俺らの方が有利。

でもなぜか・・・

トップの奴が

ドアの方を向いて

怪しい笑みをこぼしたのを

組員は見逃さなかった。

全員がそっちを見ると

「朱莉!?」

「総長‼」

朱莉が…

胸を押さえて

立っていた。

「連…」

「くんな‼」

でもそれは遅い。

トップの奴が

朱莉めがけて

ナイフを向けて走る。

俺はとっさに

朱莉の前まで

全力で走って…。

「っつ…」

「連!?」