だってよぉ…。
3㎞近くある道を…
全速力で走ってきたんだぜ??
普通だったら
息上がるはずだろ??
「おい、連‼
死んでないで、起きて‼」
「……死んでねぇよ」
だるい体を起こして
倉庫へと入る。
すると
「「「総長‼」」」
そう言って朱莉の元へ駆け寄る
組員たち。
おいおい…
一応俺もいるんだけど??
そんな感じの眼差しで朱莉を見る。
すると
「副が拗ねてるよ??」
そう言って組員が
一斉に俺の方を向く。
「副総長もいたんですね‼」
「総長しか見えなかった‼」
って、失礼なことを言いやがる。
「てめぇら…
ふざけんなよ?」