そして俺は

プレゼント包装で

ピアスを包んでもらった。

「彼女さんにですか??」

「あぁ…はい」

「きっと喜びますよ―。

今人気なんです、これ」

「あ、そうなんすか??」

「女の子じゃ

知らない子はいないですよ♪」

どうぞって言って

笑顔で話す店員。

「ありがとうございました」

そう言って俺は

まだ服を見てる

一嘉のところへ戻った。

「買った??」

「おう」

「じゃ、これ。

あたしから朱莉さんに‼」

「え??」

手に持っていたのは

何故かすでに

会計済み。