「高校だって卒業してねぇ。

あたしにだって

夢はあんだよ。

その夢を壊そうなんてしたら

マジでぶっ殺すからな??」

そう言ってあたしは

両親をにらんだ。

「お前らが見捨てたから

あたしは愛する気持ちなんて

わかんねぇよ。

だけど・・・

いろんな奴に愛されて

ここまで生きてきた。

ダメな人間かも知れねぇけど

今になって

見捨てた親と

暮らそうなんて方が

よっぽど馬鹿だろ」

「朱莉…」

「お前らは

企業広めて

幸せになれよ」

そう言ってあたしは

両親を玄関の外に出した。