バコッッッッ…

「朱莉!?」

あたしの腕を

殴られたけど…

連は殴られなかった。

「喧嘩…してやるよ」

「……やっとか」

連に

立てと合図して

背中を合わせる。

「後ろ…頼んだぞ」

「そっちこそ」

お互いフッと笑って

殴りにかかる。

2対30じゃ

相当体力使うけど、

今はただただ

我武者羅に殴るだけだった。

「大丈夫か??」

「余裕」

そう言って時々

お互い声を掛け合って。