「朱莉‼」

幻聴…??

って思ってしまうぐらい

連の声が

はっきり聞こえて

そっちの方を見ると

連が息を荒くして

立っている。

「な…んでっ…」

「朱莉‼無事か!?」

何で…

来るんだよ??

何でここに

いるんだよ??

今ここにいるあたしは…

前みたいなあたしじゃない。

汚れたんだ。

もう…

連に愛してもらえるような

そんな綺麗な女じゃ…

ない。