祐ちゃんに言われて
風紀室の前まできたけど…


『…………はぁ』

覚悟きめなきゃ。

コンコン―――――

「はーい」

『今日転校してきた西山梓です』

「梓っ!!」

『お兄ちゃん!!』

私の兄、西山秀太(ニシヤマシュウタ)


え、何でいるの!?
何か悪いことしたの!?

「してねぇよ(笑)」

『え…』

「顔に書いてある」

まさかの…
危ないなこれから気を付けなきゃ。

『あの…学校の事を聞きに来たの』

「あ、奥に行こーぜ」

まだ部屋あるのっ!?
迷うな、絶対。
1人でこの学校を歩くのはやめよう。

「おぃ、きたぞ」

「「「「「(きたっ!!)」」」」」

『あ、あの…先生に言われて来たんですけど』

「「「「「梓っ!!」」」」」

『あれ…な、んで?』

「梓、ビックリした?」

『お兄ちゃん黙ってたでしょ。皆と一緒って事』

「うん」

あっさり頷かないでよ。
でもこっち側にも黙ってたみたいだね。


「久しぶり梓」

紫咲 麗恩(シザキレオン)

「「梓、また可愛くなったねー」」

松瀬 神流(マツセカンナ)
竸流(セナ)

「梓だ……」

永野 柊(ナカノシュウ)

「あーずっ」

美島 涼(ミシマリョウ)


『久しぶりっ』ニコ

「「「「「(ヤベェ/////)」」」」」


久しぶりの再開をはたし
一通り話を聞いたあと
私は風紀室をでていこうとした。

「梓〜。行っちゃうのか!?」

さっきからずっとこの会話をやり取りして30分たった。


『お兄ちゃんっ』

「何」

『いい加減にしないと嫌いになるよ。』

「…………………」


やっと落ち着いた。

『じゃ、お兄ちゃんお願いしまーす』

「「「「「おう!!」」」」」