「…いてぇ。」


絶対に悪いのはあっちだけど恐そうだし謝るのが1番かも。


「え、あ、すすすすみませんッ!」


「いや、そんなビビらなくても俺恐くないから(笑)」


暗くて相手の顔も見えないけどその声はどこか懐かしくて絶対に聞いたことある声で


…もしかして、


「ねぇ、今日来てくれた子?」


やっぱりそうだったんだ。
安井くん、やっと逢えた。
泣いてもいいですか(真顔)


「う…ひっく…はいっ…うぅ」


「え、泣かれちゃったよ。笑
根本ー、この子どうしよっか」


「いやぁ…えー…」


根本ってマネージャーさんかな?


私、安井くんのことすごく困らせてるよね?


ダメ。そんなの絶対にダメ。


安井くんは仕事で疲れてるのに私なんかに頭つかったら明日にでも倒れちゃうはず!


「…いや、俺倒れないよ?」


そんなニコッとされたら、私が倒れちゃいますからっ!


ってなんで倒れるかもとか私が思ったこと知ってんの?


まさか…