「そう。牙ないだろ?」 「えっ?どういう事??」 すると憐は少し真剣な顔になった。 「俺は、悪魔だった。血も必要で、太陽も苦手で、もちろん人間界にも長く居られなくて、歳をとるのが遅い悪魔だった。」 そっとあたしの手を握り、また言った。 「でも今は平気なんだ。血も必要じゃない、太陽の光も大丈夫だし、この世界にずっと居られる、何よりも由里と一緒に歳とっていく。」