ドライヤーを片付けていると、憐の手が伸びてきてあたしの髪に触れた。 「綺麗だ。」 ――ドキッ 憐はそのまま髪を口元に寄せた。 目を閉じていた憐はすごく色っぽく見えた。 「憐!」 いつの間にか、憐の名前を呼び抱きしめていたあたし。