体と髪を洗い終えた。 その間、ずっと憐から優しい視線を向けられていた。 その視線は嫌なものじゃなく、安心できた。 お湯に浸かろうと思ったけど、浴槽は狭く二人は入れそうにない。 入れたとしても、足を抱えて座らないと無理だ。 そのまま考えて突っ立っていると、憐が浴槽の中にスペースを作った。