ゆっくりと隣を見ると、憐はいつものように笑っていた。 あたしも小さく笑い返し、頷いた。 それから時間が過ぎるのは速かった。 もう陽は傾き、夜が訪れようとしていた。 憐と居られる時間はもうあと少し…。 明日の明け方、憐は帰ってしまう。 自分の世界へ…。