少しだけ長い時間、過ごした。 ただ静かに黙ったり、楽しく笑ったりした。 「そろそろ帰るか。」 「うん。」 肌寒くなってきた頃、あたしと憐は家に向かって歩き出した。 あと何回この道を行き来できるかな。 あと何回…