診察室へと入っていくなっちゃんの背中を見つめながら、あたしはため息をついた。



「まったく…何やってんのよ…。」



何も話せなかった自分が嫌になる。



帰りこそは!!!



あたしはそう決意し、頭の中で話す内容をまとめた。