「ホントにいいの?」 「いいのいいの!安心して眠って。」 「本当にありがとう。じゃあ、おやすみ。」 「うん、おやすみ。」 あたしは静かにドアを閉めた。 手に毛布を二枚持ち、居間へと向かう。 すると憐はソファーに横になっていた。 その姿を見て、ある事を思い出した。 思わず手に持っていた毛布を落としてしまった。