あたしはずっと背中をさすった。 そんなあたし達を憐は優しく見守ってくれていた。 「グスッ…ごめんね、由里。…ありがとう。」 しばらくして、なっちゃんが顔を上げた。 憐がそっとティッシュの箱を差し出した。 あたしはそれを受け取り、なっちゃんへと渡す。