私はハッと我に返り、リオの背中に目を向けた。 リオはすでに、5メートルほど 先を行っている。 「ちょ、待てコラ。」 私はすぐさま追いかけた。 リオはどんどん走っていく。 ついに公園の先にある森の中に入った。 私は、走ったらすぐ過呼吸になるため、 すでにゼェゼェと息が あらくなっていた。 リオの走る先を見ると、 犬を連れた男性が見えた。 ま、まさか・・・・!