「・・・だってさ・・・・・・・・・・」


解放された手首を撫でるカイル。
青紫色に変色していた。



「仕方無いんだって・・・・・・・・」


床に置かれたパンとスープに手を伸ばす。
まだスープからは湯気が出ていた。



(アキ何かいつもと違ったな・・・・・)


パンを頬張りながらカイルは天井を見上げ、そう思った。