海上船内物語




(突然、居なくなった“女神”・・・・・・・


予言通り荒れる海、

まるで息をするみてぇにあいつは居なくなった)



シーザは片手で顔を覆った。



(どこに、居るんだ・・・・・・・)


拳を堅く握り締めて、シーザは甲板に出た。

穏やかな風が頬を撫でる。



「・・・・・・“女神”・・・・・・・・」