「やっぱ、わかってねーわ」
北川君が頭を抱えたと同時にナカちゃんがコッソリ吹き出した。
「あの、えっと。ずっと前から、好きだったの。でも、今すぐ返事してくれなくていいから。だから、友達から……」
そこまで言われてやっと理解したのか、柚木君は困ったように頭をポリポリかくと、
「俺、今は付き合うとかそういうの、無理なんだ」
やんわりと断った。
ナオちゃんの瞳が潤む。
でも諦めきれないナオちゃんは必死で食い下がった。
「今すぐじゃなくていいの。今はこうして友達として話したりとかで。無理なら付き合う前提とかじゃなくていいし。私の気持ちを知って、少しでいいから前向きに考えてくれたらそれで……。あ、もし私の嫌なとことかあったら直すし」
「いや、清水さんがどうとかじゃなくて、俺が、俺の中の問題で」
「だから、ゆっくり考えてくれていいの。今は友達でいいから、柚木君の中の問題が解決したらゆっくり……」
でも
「ごめん」
柚木君の答えは変わらなかった。
北川君が頭を抱えたと同時にナカちゃんがコッソリ吹き出した。
「あの、えっと。ずっと前から、好きだったの。でも、今すぐ返事してくれなくていいから。だから、友達から……」
そこまで言われてやっと理解したのか、柚木君は困ったように頭をポリポリかくと、
「俺、今は付き合うとかそういうの、無理なんだ」
やんわりと断った。
ナオちゃんの瞳が潤む。
でも諦めきれないナオちゃんは必死で食い下がった。
「今すぐじゃなくていいの。今はこうして友達として話したりとかで。無理なら付き合う前提とかじゃなくていいし。私の気持ちを知って、少しでいいから前向きに考えてくれたらそれで……。あ、もし私の嫌なとことかあったら直すし」
「いや、清水さんがどうとかじゃなくて、俺が、俺の中の問題で」
「だから、ゆっくり考えてくれていいの。今は友達でいいから、柚木君の中の問題が解決したらゆっくり……」
でも
「ごめん」
柚木君の答えは変わらなかった。

