「お人よし」
そう言うと、もう片方のほっぺもつまむ柚木君。
絶対変な顔になってる。
「ゆ、ゆず、ゆずきくん」
「そんなとこが、好きなんだけどさ」
柚木君はやっと手を離すと、私の髪にそっと触れた。
柚木君に告白されてから、ずっと私は肩までのボブを維持してる。
柚木君が持っていた写真の中の私がボブだったから。
なんとなく、髪を伸ばすと、柚木君が好きになってくれた私と違ってしまうんじゃないかって思って。
「また切った?」
「うん」
いつも伸びかけるとすぐ切ってしまう。
でもやっぱり伸ばそうかな……なんて、最近思う。
マネージャーの髪が背中までのストレートで、すごく綺麗だから。
嫉妬……。こういう気持ちを自分が抱くなんて思わなかった。
そう言うと、もう片方のほっぺもつまむ柚木君。
絶対変な顔になってる。
「ゆ、ゆず、ゆずきくん」
「そんなとこが、好きなんだけどさ」
柚木君はやっと手を離すと、私の髪にそっと触れた。
柚木君に告白されてから、ずっと私は肩までのボブを維持してる。
柚木君が持っていた写真の中の私がボブだったから。
なんとなく、髪を伸ばすと、柚木君が好きになってくれた私と違ってしまうんじゃないかって思って。
「また切った?」
「うん」
いつも伸びかけるとすぐ切ってしまう。
でもやっぱり伸ばそうかな……なんて、最近思う。
マネージャーの髪が背中までのストレートで、すごく綺麗だから。
嫉妬……。こういう気持ちを自分が抱くなんて思わなかった。

