『知ってます!!』 「えらい即答やな」 鈴城って事は頭も良いし テニスやってるって言ってたからテニスも強いんやろなぁ こんな風にしか、この時の私は考えていなかった この人の次の言葉を聞くまでは “あ”と思いついたように声を出し言った言葉は 「テニス教えたろか?」 へ……? 今、何て言った? “テニス教えたろか?” えぇ―――――!? 頭が混乱していた 鈴城学園の人が私に……? 『あっあのそんなん悪いし、忙しいやろうし…とっとりあえず、良いです!』 ありえへんありえへん!