ハニー×ビター

            先輩があまりにも真面目な顔して言うから、    『ぷっ先輩それめっちゃおもろいです』
            「なっ、何で笑うねん!」

『だって、ぬいぐるみってあははっ』

「笑いすぎやろ」

『まぁ、ぬいぐるみが言ってるんやったら仕方ないですね。本間にもらって良いんですか?』

「うん!良い!」


『じゃあ、もらいます。
本間にありがとうございます!大事にしますね』

「おう!」

そう言ってぬいぐるみを
受け取った


近くのイスに座ってたら
白石先輩が
「俺ちょっと飲み物買って来るわ。笹川何が良い?」

『えっと、って!お金払いますよ!』

「や、良い『さすがにダメです!150円で足りますよね?』

私は財布を出して先輩の手に150円を渡した               「足りる足りる!
ってか、マジで良いで?」
            『ダメです!さすがに!』
私の言葉に先輩は優しく笑って

「じゃあ、何が良い?」  
『フルーツオーレで……』
「えらい可愛らしいの飲むなぁ!
すぐ戻って来るから待ってて」