『そうなんや』

それから普通の会話をしていた

「ほんと、美春おもろい
ねぇ!!」

『そんな笑うとこ?』

「ってか、今日は急に
どうしたの」

真柚が急に真剣な顔つきに変わった

『え?いや、別に…』

「いつもは、あの先輩と
テニス教えてもらってる
時間だよね?」

『あッ!!うん!!きょ、今日はなしになって…』
「嘘!!何かあったんでしょ?」
やっぱりバレた…
真柚には言っとこうかな

―――――…
「そっかぁ…」

私は誕生日の所から全部をちゃんと話した

途中何度か泣きそうに
なったけど
真柚が優しく聞いてくれたので、落ち着いて話せた

「美春、色々あったんだね」
『うん…』

真柚に話した私は心が
ちょっとスッキリした

「今は白石先輩の事まだ
好きなの?」

『好きじゃ…ない。ってか、絶対叶わんもん…』

私は、ははっと笑って
言った