青 詩 - a o u t a -


誰にも愛されずに死んでゆくのね
と悲しそうに神は告げる

それも仕方ない
と声なき声で僕は告げる

誰に看取られるわけでもなく
僕は静かに呼吸を止めた

僕が生きた証は何もなく
ただ骸が残るだけ

たったその程度の
実にささやかな生命なのです