誰にも愛されずに死んでゆくのね と悲しそうに神は告げる それも仕方ない と声なき声で僕は告げる 誰に看取られるわけでもなく 僕は静かに呼吸を止めた 僕が生きた証は何もなく ただ骸が残るだけ たったその程度の 実にささやかな生命なのです