「じゃ、分からなかったら進んで質問してね」 最後にそう言って、先生は教卓の方へ戻っていった。 やっぱり、先生はいつも...... 「はあ~、先生、やっぱ優しすぎだよねえ」 雪奈は頬杖をついて先生を目で追いかけながら、そう呟いた。 気持ちがシンクロしたみたいでちょっとドキリとした。