「じゃー私たちも座ろっか。見た感じ、座る場所何処でもいいっぽいし」 雪奈の言葉に私と由香里は頷いて、席を選んだ。 といっても、あまり残っている席は少なくて、窓側の後ろの方になってしまったけど。 周りの話し声や笑い声が耐えない中、3人で他愛ない話で盛り上がっていると、ようやく長谷川先生が現れた。 すると、さっきまでの話し声や笑い声は消えて静かな空気に包まれた。