「あの、私たちに英語を教えてもらいたいんです。あ、授業とは別で、分からないところとか―――...」 そう発したのは、由香里だ。 少し声が震えていたけれど、素直にすごい、って思った。 「んーと。つまり、補習ってことかな」 「はいっ」 「んー、職員会議とかあったりして、できる日限られてくるけど、それでもいいなら...」 「「「大丈夫です!」」」 あ、三人してハモッた......。