教卓にCDプレーヤーを置いた後、由香里は私たちの方へ向かってきた。 「ゆかりん、お疲れー♪」 雪奈が手を出して由香里とハイタッチした。 「今日はね、ちょっと長く話せたんだよ!今日話したのはね―――...っあ」 笑みを浮かべて話し出した由香里だったけれど、私の顔を見て目を丸くして話すのをやめた。 「.................?」 どうしたんだろ。 頭に疑問符を浮かべる私。