「...今度こそはやっていけそうかしら」


真剣な眼差しでお母さんは私を見つめた。


「うん、今のところは大丈夫そう」


「ならいいけど...。
...もう、あんな迷惑な騒ぎ、起こさないでよね」


お母さんは、はあ、と大きなため息をついてから、居間に戻っていった。


「あんたみたいな子がいると、こっちまで迷惑がかかるんだから」



なんて、ボソリと呟いて、お母さんは居間から出て行ってしまった。